運動の主旨を一言で申し上げますと、
「作る人と食べる人が手を携え、楽しく食文化を守っていこう」
ということです。
食べ物はスーパーで、知らない人が作ったものを買う、
生産者は、誰の口に入るか関係なく作るという現在の常識を
覆していきたいと考えております。
青森のりんごは、その栽培技術の高さから文化的要素が高く、世界的にも評価が高い、
ということが一般にあまり理解されていないように思います。
さらに、そうであるにも関わらず、量販店で安く売られているということがどういうことなのか、
となると、想像さえ及ばないのではないでしょうか。
(量販店においてあるものを「買う」というシステムのなかでは、
そういったことを意識する契機に欠けています)
消費者と生産者が乖離してしまったことによる負の影響を正面から受けてしまっている
代表例のように感じています。
消費者が、都市にいながら国産素材による安全で安心できる恵まれた食を堪能できるのは、
地方の、豊かな自然の中で、農作業を行っている生産者の方がいるおかげです。
当然のことながら、その農家の方に後継者を育てていける程度に収入がなければ、
この食文化を守っていくことはできないのです。
この豊かな食をこれからも永続的に維持していきたいと考える消費者であれば、
自ら、その生産費用を負担する、
すなわち、生産者の方に直接生産費用を支払って作って頂くというのが
シンプルにして最良の手法なのではないかと考えています。
また、消費者からすると、ある園地において、自らのためにりんごを作ってもらっているのですから、
その園地は自らの園地であるという感覚を有することができます。
言ってみれば、都市にいながらにして田舎に自分の畑を持っているという感覚です。
そうすると、では、どのような場所で、どのような方が、どのようにして栽培しているのか、
といったことに自然と興味関心が湧いてくるのではないでしょうか。
ある意味で、第二の故郷をもった感覚とも言えるかもしれません。
そういった方には、是非、現地を訪れて欲しいと思うのです。